「もしも料理店」

出版社名 小学館
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-09-386704-7
4-09-386704-6
税込価格 1,815 円(税込)
頁数・縦 221P 18cm
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商品内容

要旨

路地裏にたたずむ〈OGATA〉という看板を掲げた小さなレストラン―通称「もしも料理店」。ある日やってきたのは仕事の悩みを抱えるサラリーマン。彼の話をじっくり聞いたシェフは言う。「じつはちょうど、お客様にうってつけの食材が入ってきたところなんです」意外な食材をおいしい料理にしてしまう、メニューのない、ちょっと不思議な料理店。心もお腹も癒してくれる、素敵な一皿を、どうぞ召し上がれ。おいしくて、ちょっと不思議なショートショート11編。書籍版特典オリジナルレシピ4種を収録!

出版社・メーカーコメント

今日のメニューは? 美味ショートショート  路地裏にたたずむ“OGATA”という看板を掲げたお店--通称、「もしも料理店」。その日やってきたのは、仕事のプレッシャーに悩む男性だった。彼の話をじっくりと聞いたシェフはこう言う。「じつはちょうど、お客様にうってつけの食材が入ってきたところなんです」取り出したのは、なんと30センチほどの大きさの“オフロード車”だった。「こちらは、山の中を走っていたという、若い自動車です。こちらをお召し上がりいただきたいと思います」シェフは自動車をさばき、調理し、見事な一皿に仕上げた。半信半疑で食べた男性は、野性味あふれる美味しさに驚く。そして、その胸にはひとつの思いが去来する--。突拍子もない食材を、意外な料理に作り上げてしまう、ちょっと不思議な料理店。少し疲れた身体も、なんだかむしゃくしゃした気持ちも、その一皿が癒してくれる。自動車、月、公衆電話にトランペット。さあ、今日のメニューは……? 料理監修は、さわのめぐみさん(ものがたり食堂/Nami Zaimokuza)。お腹も心も満たしてくれる、美味しいショートショート、11編の詰め合わせ。  【編集担当からのおすすめ情報】  ショートショート作家として精力的に活動する田丸雅智さんの最新作品集、今作のテーマは“料理”。隙間時間に、夜のリラックスタイムに最適な、美味しくて心も安らぐショートショート集です。さて、今日の一皿はどれにする……? 単行本特典として、巻末にオリジナルレシピも収録。

著者紹介

田丸 雅智 (タマル マサトモ)  
1987年愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。現代ショートショートの旗手として執筆に加え、坊っちゃん文学賞等において審査員長を務め、また2013年から全国各地で創作講座を開催する等幅広く活動。講座の内容は20年度から小学四年生の国語教科書に採用され、21年度からは中学一年生の国語教科書に小説作品「桜蝶」が掲載(いずれも教育出版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)